ちばあきお先生は野球漫画の不朽の名作「キャプテン」のなかで、夜更けの神社で尋常ではない練習(努力)を繰り返すキャプテン谷口にこう言わせました。
「お、俺たちみたいに素質も才能もないものはこうやるしか方法はないんだ」
これを我々弱小個人投資家に当てはめるのであれば、
「才能にも資金力にも恵まれないものは優良株を暴落局面で安く拾うしか方法はないんだ」
ということになります。
なお、私はドルコスト平均法を否定するものではないですが、私の場合は現在休職中でサラリーマンをいつまで続けるか(続けられるか)わからない状態であり、定期的に資金投入する手法は控える必要があります。
そういうわけで安く拾いたい銘柄のメモです。
目次
米国株
まずはじめにですが、そもそも現在しょぼい額のドルしか持っていません。米国株購入にはドル転が前提になります。110円前後で出来たらいいなと考えています。都合が良いでしょうか。
近い将来に暴落局面が来るとも考えていませんが、米国市場が高値圏にあることだけは確かだと考えています。従って、本当はVTやVYMを買いたいのですが、現在の買い候補としては、株価が低迷している個別銘柄が多いです。
IBM[IBM]
バフェットによる売りで暴落し、その後もイケてない決算で下げています。しかしながら、IT業界に身を置くものとしては腐ってもIBMというか、別にIBMは腐ってないと思いますので、145ドルという株価は十分魅力的だと思います。
ウエストパック銀行[WBK]
配当5%後半。オーストラリアのADRで現地の二重課税もないところも魅力的です。あとは、個人的に豪州資産を少し持っておきたいとの考えもあります。できれば24ドル台で買いたいところですが、ドル転のタイミングを探っているうちに少し騰がってしまっています。
エクソン・モービル[XOM]
保有中。すでに十分安いと見てますが、80ドルを割る場面があれば追加したいです。
AT&TかVZ[T][VZ]
両銘柄とも5%半ばの利回り。AT&Tは少額ですが保有中であり、日本株でもドコモとKDDIを保有しているので、これ以上の追加は日米ともに通信株に偏ってしまいます。ということで、よっぽど下げない限りは手を出さないかもしれません。
日本株
現在の日本株も決して高すぎる訳ではないものの、積極的に買いに走るには安くない、という微妙な価格と考えています。ただ、このように誰も積極的に買う気がしない時期の後に上昇局面が来るとも考えているので、あらかじめ設定した株価になった銘柄は拾っていきたいと考えています。
積水ハウス[1928]
利回りが3.8%程度。増配期待、海外事業も順調、といったところに惹かれています。贅沢ですが、1900円を割ってくれれば買いたいです。
SUBARU[7208]
こちらも3%後半の利回りと好調な海外事業が魅力です。春先の3600円台の頃から監視し続けていたのですが、信用買い残の多さから様子見していたらスルスルと上にいってしまいました。また下がってくることを願ってます。
JT[2914]
3600円台で購入した100株を保有中です。一時期は4000円を超えていた株価もまた3700円台まで下がってきましたので、買値を下回るようならナンピンします。200株までは優待も比例してもらえるので、200株までは買い増しの心理的ハードルが低いです。
すかいらーく[3917]
最近の優待銘柄のなかでは人気上位でしょうか。安くなる場面があれば優待銘柄として保有したいです。個人的にはすかいらーくグループはそれほど多く利用する訳ではないので、下がるのを待ちきれずに現在の水準で手を出してしまう、ということだけは避けたいです。そういった意味では買い候補として挙げるまでもないかもしれません。
KDDI[9433]
100株保有中です。前述のとおり、通信株への偏りは避けたいので買い増しは微妙ではありますが、3%超の利回りと優待が魅力です。買うなら優待取りのためにこども名義の口座で買うことになります。
オリックス[8591]
配当も優待も素敵です。ここ2年は優待権利のある3月末には保有していたのですが、ある程度利益が出たところで処分してしまいました。蛇足ですが、オリックスはかつて採用試験で不採用となった経験があります。恨んではいません。
いざ下がってきた局面であたふたしないよう、買い候補銘柄については日々ブラッシュアップしていきたいと思います。